ホンダCB250RS 1980 / ホンダCB250RS-Z 1981

ホンダCB250RS 1980

　XL250Sのエンジンユニットをベ−スに、圧縮比を変更(XL250S/9.1 →9.3)、プラス5psの向上を図る。トップギアを僅かにハイギア−ド(250S/0.900 →0.931)に設定。一次・二次の減速比も変更、オンロ−ドに適合させている。乾燥重量はXL250Sよりも3kg の軽減が図られ、軽快な運動性能でライバルモデルと互角に競うこともあった。しかし、決してトップスピ−ドを争うマシンでないことは事実。基本的なライディングが最も似合うモデルだ。単気筒とは言え、ズボラな操縦性は好まず、6,000rpm以上をキ−プしての活発な走りで本領発揮。

ホンダCB250RS-Z 1981

　セルスタ−タ−の追加とプラス1ps の出力向上が図られている。軽快な操縦性で、発売以来爆発的な人気を持続しているモデルだけに、この年は実用面での効果の向上を狙ってのマイナ−チェンジとなった。運動性能が、このモデルの何よりもの美点となっているだけに、パワ−の向上は僅かなものとし、やや軟弱と思われたフロントに重点が置かれての改良が行われている。サスペンションにエアのアシストを装備したセミ・エア・タイプを採用。ディスク・キャリパ−は効果面積を拡大したデュアル・ピストン・タイプも加わる。