NSR250R / NSR250R SE 1992

ＮＳＲ250Ｒ　1992

　２サイクルレプリカの世界で完全に主導権を握ったＮＳＲは、立ち止まるということを知らない。'92モデルの変更点は、スプラッシュカラーへの変更と各部の熟成。すでに完成の域に達したコンピュータ制御のエンジンや、走りに徹したフレームワーク、リアのガルアーム、強力なブレーキなどは前年モデルと同様だ。

ＮＳＲ250Ｒ　ＳＥ　1992

　ワインディングに持ち込めば国内最強とうたわれているＮＳＲだが、さらなる進化を目指して乾式クラッチ、減衰力調整機構付きの前後サスペンションを採用。カラーリングも鮮やかなレッドと凄味の効いたブラックが用意され、エキサイティング度は満点。ノーマルの132kgに比べ車重２kgアップの134kgだが、この程度の増加は走りの鋭さにはまったく影響してこない。