CB90JX (1972 年)
どちらかといえば若年層ライダーに支持された90ccクラスにあって、前作のCB90は見た目の派手さに欠けていたようだ。そこで、デザイン的なアピール度を増したベンリイCB125 JXが、1972年に登場することになった。元来ポテンシャルの高かったCB90だけに、性能諸元に関して変更はみられない。
JXは、ロングタンクやエアスクープ付きのサイドカバーの採用で、見事に変身を果たしていた。また、カムカバー、クランクケースもデザイン変更され、さらにバフ仕上げを施されて軽快感が演出されていた。もうひとつ、イメージチェンジに貢献していたのはフロントまわりで、JXのネーミングからも分かるようにメカニカル・ディスクブレーキの採用により、高性能を強くアピールすることになった。(ドラムブレーキ仕様のモデルも併売された)
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