ドリ−ムCJ250T/360T 1976
ス−パ−・スポ−ツ・モデルの代名詞ともなったCB系で、最も軽快性重視だった250 クラス。CB72(1960y) から継承された2 気筒エンジンも3 期目のユニットとなる。近代化が進に連れて、内容面でオ−ソドックスな機構とされたSOHCも、目には見えない部分で進化が図られてきている。
フレキシブルに富み、レスポンスの効いたアクセルコントロ−ルで、誰にでも扱い易い操縦性が与えられている。CJは、CBの外観面をモディファイして、流行のスタイルに合致させたもので、“カフェ・レ−サ−”的なム−ドを醸しだしている。
注目すべき点は、セルモ−タ−の廃止と6 速→5 速への変更である。価格の面で 250で¥17,000/350 で¥18,000 のダウンとなっている。しかし重量面で、共に前後フェンダ−をスチ−ルからプラスチックに変更しながらも、ロングタンクの採用でプラス2kg の増加は納得のできない点である。セルモ−タ−の廃止やプライマリ−・キックでは無い点、5 速への変更が、ライバルモデルとの競争で、唯一価格帯で優位に立てるものとするなら、ス−パ−・スポ−ツ・モデルとしては少々寂しい選択となったとは言えないだろうか。
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