KAWASAKI Z1000 1977-1978

KAWASAKI Z1000 1977-1978

 Z900Super-four(1972y) のデビュ−以来、カワサキブランドのネ−ミングは、世界中のエンス−ジャストに常に囁かれる存在となっていた。Z1のパワ−ユニットが完成される以前から、コンセプトとして1000ccまでのスケ−ルアップが可能なもの・・として完成を目指していただけに、ベ−スのユニットは予想以上の耐久度が図られていた。勿論、それは当時の耐久レ−スにあてられていた排気量制限の枠を意識したものでもあった訳だ。が、Z1のボア&ストロ−ク66×66mm→70×66mm(Z1000) にボアを拡大、排気量を903 →1015ccとしただけで、基本的にはZ1を継承したこのモデルは、次にフラッグシップモデルとして代替えを待つZ1300(1979y)への繋ぎとしての作でもあると噂されもした。しかし、このパワ−ユニットへの信頼は絶大なもので、予想に反しZ1R(1978y)、Z1R -II(1979y) 、Z1000J(1981y) 、Z1000R(ロ−ソンレプリカ)等、スポ−ツモデルを生み出し続けていく。Z1から15mm延長されたホイルベ−スとスイングア−ムピボットに与えられたニ−ドルベアリング、リアのディスクブレ−キ化で、0 →400mを11秒09、最高速度212km/h の性能を安定して発揮できるものとなった。1978年型では、カラーグラフィックの変更に加え、Fブレーキ・キャリパーを後ろ付けとし、更に、マスターシリンダーを新型。負圧式燃料コックも新設されている。

風倶楽部

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