KAWASAKI Z750GP 1982
Z1100GP(1981y)に引き続き、コンピュ−タ−制御のフュ−エルインジェクションを装備したニュ−モデル。インジェクタ−は、テ−ルカウル内に収められたマイクロコンピュ−タ−の指示で常に安定した燃料の供給を行う。が、バッテリ−の電圧を感知するセンサ−や気圧センサ−、スロットル開度を感知するスロットルセンサ−、点火コイル一次側には回転数を感知する為のセンサ−、シリンダ−ヘッドにはサミスタ−の抵抗値で図るエンジン温度センサ−や吸気温度センサ−等々、ありとあらゆるセンサ−を配置し、常に最適の燃料をインジェクタ−におくる為の演算が、マイクロコンピュ−タ−では行われている。キャブレタ−仕様のように、爆発的な出力発生の山や谷と言った体感が得られず、スム−ズすぎる出力特性は一見面白みを欠いたものの様にも思える。しかし、コ−ナ−の連続する峠道においては、キャブレタ−仕様の様にアクセルの反応にタイムラグを生じるようなことも無く、この効果を存分に知ることもできる。外観は一見してZ750FX(1981y.3) 。しかし、パワ−ユニットの他全面的な見直しが図られており、動力性能は向上している。リアサスのダンパ−ユニットはプログレッシブ効果が高められ、ダンピングフォ−スは、FXの4→5 段階調整に変更。
KAWASAKI Z750Spectre 1982
カワサキとしては国内初のシャフトドライブ機構を採用。前後にイコライズドエア・サスペンションを装備したハイスピ−ド・ツアラ−。パワ−ユニットは、キャブレタ−仕様ながらZ750GPと同じ出力を発生。ゴ−ルドをふんだんに配色してゴ−ジャスな趣を与えている。アメリカンモデルにあっても、パワ−優先のモンスタ−振りを発揮していた。SPECTRE とは“幽霊(Specterとも書く)"のことだが、この足回りは以外(失礼!)に確か。
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