KAWASAKI ZX-7R/RR 1996

ZX-7R/RR 1996

 ZXRシリーズ無き後を引き継いだのは、これまでのレースのノウハウを凝縮して詰め込んだZX-7RR。シングルシートを誇らしげに装着した文字通りのレース対応モデル。タンデム可能なストリートモデルが輸出仕様のZX-7Rとなる。

 共に、1995年に開催されたパリサロンでのデビューだったが、国内においては、1996年11月に開催されたモーターショウで初のお披露目となっている。実際に販売されたのは、96年2月になってからのこと。

 ZX-7RRに関しては、台数限定とし…公道走行を不可としてレース専用車となってはいる。が、何故か登録され実際に走り回っているのも目撃している。ま、これは逆輸入された車両のみの特権制度によるものと理解しておこう。

 さて、ZX-7RRとZX-7Rとの違いは、ZX-7RRにはクロスレシオのミッションが採用。ブレーキキャリパーをZX-7Rのトキコ6POTに対し、ZX-7RRではニッシン異径6POTに変更されている。更に、フロントサスペンションがZX-7Rのカヤバ製に対し、ZX-7RRにはSHOWA製が用いられ、シングルシートの設定となる。キャブレターはFCRが採用されているが、形式はFVKD41となっていたはずだ。整備性を考慮しサイドリンクへ変更、加速ポンプが2つなど細部は異なる。実際には、セッティングが難解とされ、ZX-7Rの方が一般道では速さに長けていたとのユーザー評がある。


Ninja ZX-7RR 1996y

エンジン:水冷 4サイクル 4バルブ並列 4気筒 排気量:748cc ボア×ストローク:73.0×44.7mm 圧縮比:11.5 最高出力:122ps/11,800rpm 最大トルク:8.0kg-m/9,300rpm

点火方式:トランジスタ 始動方式:セルスターター クラッチ:湿式多板 ミッション: 6速 (①2:2.375②2:1.894③1:1.619④1:1.409⑤1:1.291⑥1:1.200)全長:2,090 全幅:740 全高:1,130 シート高:790 軸間距離:1,420 重量:200kg 燃料タンク容量:18  キャスター:25°トレール:99mm タイヤサイズ:F・120//70-ZR17 R・190/50-ZR17 輸出車


Ninja ZX-7R 1996

エンジン:水冷 4サイクル 4バルブ並列 4気筒 排気量:748cc ボア×ストローク:73.0×44.7mm 圧縮比:11.5 最高出力:77ps/10,500rpm 最大トルク:6.2kg-m/7,000rpm

点火方式:トランジスタ 始動方式:セルスターター クラッチ:湿式多板 ミッション: 6速 (①:2.857②:2.000③:1.619④:1.391⑤:1.222⑥:1.103)全長:2,090 全幅:740 全高:1,130 シート高:790 軸間距離:1,435 重量:203kg 燃料タンク容量:18  キャスター:25°トレール:99mm タイヤサイズ:F・120//70-ZR17 R・190/50-ZR17 国内仕様:140万円

風倶楽部

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