ドリームC70 1957
外国のコピーではない、オリジナルにこだわった本田宗一郎氏自らが、京都や奈良に足を運び、日本の伝統的な文化をデザインに取り入れたのがこのモデルである。“神社仏閣スタイル”と言わしめた、その重厚で立体感あふれるデザインは、のちの国産2輪のデザインの主流となったほどにセンセーショナルなものだった。また、ドリームシリーズとして初めてOHC2気筒エンジンを搭載するなど、いろんな意味で「コピー時代に終わりを告げた」ホンダの自信作だった。
ドリームC75 1957
自動2輪車の中でも優れた性能で人気を集めたドリームMFの継続モデルであり、同年発表されたC70とは姉妹車。もちろん、その心臓部にはOHC4サイクル2気筒エンジンを搭載。基本骨格はC70と同一だが、タンクに厚みをもたせ先細形状にするなど、デザイン上の差別化を図っている。
0コメント