スーパーカブC100 1958
50ccの軽量モデルながら、リッター当たり90馬力という、当時の90ccクラスなど上級機種をも凌ぐ高性能と驚異的な燃費で、一躍ベストセラーとなったモデルがこのスーパーカブC100。クラブマンレースの浅間山にもアマチュアクラスのライダーにより、多数のエントリーがあったことで示されるように、並のモデルではなかったことも実証されている。
スーパーカブC102 1960
当時、日本のモペット生産台数の大半を占めていたスーパーカブ。その最初のモデルとして1958年に登場したC100にセルモーターを装備した記念すべきモデルがこのC102。今から35年も前に、現行のスーパーカブとさほど変わらない外観を確立していたことからも、いかにスーパーカブの基本設計がすぐれていたかがわかる。群を抜く高性能と信頼性に、使い勝手のよさが加わったスーパーカブにとって、セルモーターはまさに鬼に金棒。これにより、ベストセラー街道は不動のものとなった。
ポートカブC240 1962
人気のC100をさらに広範囲のユーザー層に拡大しようとの狙いで発売。よりリーズナブルな価格設定とするため、ウインカーさえも省略するという徹底ぶり。エンジンはデチューンこそされはしたものの、より低い回転数で最高出力と最大トルクを発生するという、扱いやすい特性が与えられた。
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