HONDA ホンダRC112 (1962y)
RC111(1962.06-) に続き1962終盤からデビュー。この年の第一回全日本ロードレースでは、GPライダーT.ロブのライディングで優勝を挙げている。1963年への期待を込めて開発されたモデルではあるが、マン島では6 位と振るわず、RC113へと急遽引き継がれることとなった。50ccのDOHC-2気筒と言う、前代未聞のパワーユニットを持ち、最高出力10ps/17,500rpm、最大トルク0.45kg-m/15,000rpmの出力を9速ミッションを介し160km/h まで引っ張る実力を有している。ボア・ストロークは33mm×29mm。360 °クランクの3 点支持。軸受けはオールニードルベアリング。バルブ径は、吸気17.5mm×2 、排気16mm×2 と超精密設計。
記録(RC111):1962年7月/西ドイツGP・L.タベリ3位
8月/東ドイツGP・L.タベリ4位
9月イタリアGP・L.タベリ6位
9月フィンランドGP・L.タベリ1位
10月のアルゼンチンGPにはHONDA出場なし11月の日本GPからはRC112使用。
記録(RC112):1962年11月日本GP/T.ロブ優勝・森下3位
1963年6月マンT.T/A.プラムリッジ6位
1963年主だった記録は残してはいないが年間終了時シリーズ3位。
SPECIFICATION
RC111
エンジン:前傾単気筒
排気量:49cc
ボア&ストローク:40×39mm
圧縮比:10.5
バルブ方式:4バルブ
機関駆動方式:ギア駆動OHツインカム
点火方式:マグネット点火
気化器:ピストンバルブ方式
最高出力:9.5ps以上/14,000rpm以上
最高回転数:18,000rpm
潤滑方式:ウエットサンプ
クラッチ:乾式多板
変速機:前進6段常時噛合式
タイヤサイズ:F/2.00-18 R/2.25-18
ブレーキF/R:シングルカム
懸架装置:F/テレスコピック R/スイングアーム
車両重量:57kg
最高速度:139km/h以上
SPECIFICATION
RC112
エンジン:前傾並列2気筒
排気量:49.6cc
ボア&ストローク:33×39mm
圧縮比:10.5
バルブ方式:2バルブ
機関駆動方式:ギア駆動OHツインカム
点火方式:マグネット点火
気化器:ピストンバルブ方式
最高出力:10.ops以上/17,500rpm以上
最高回転数:18,000rpm
潤滑方式:ウエットサンプ
クラッチ:乾式多板
変速機:前進9段常時噛合式
タイヤサイズ:F/2.00-18 R/2.26-18
ブレーキ:F/ツーリーディングシングルブレーキ
R/シングルカムシングルブレーキ
懸架装置:F/テレスコピック R/スイングアーム
車両重量:62.5kg
最高速度:140km/h以上
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