HONDA ホンダRC113 (1963y)
RC112 に続き翌年(1963年)の第二回日本GPにもデビューウィンを飾った50ccクラスだった。が、その圧倒的な速さも、台頭する2 サイクル勢( スズキRM62やクライドラー12段変速) に対しては完璧なものとは言い切れなかった。車重は53kgに軽減。バルブさえもRC112 の吸気側17.5mmに対し13mm、排気側では16mm→11.5mmへと極端にサイズダウンしている。出力値は殆ど変わること無く、より高回転型の特性となる。が、改良型の2RC113により出力の向上が効果を得ている。これにはバルブの拡大が行われ排気側で19mm、吸気側では16mmとされている。2RC113では10.7PS/19,000rpmと旧タイプのRC112 を上回ることが出来たが、飛躍的な向上とはならなかった。
SPECIFICATION
RC113
エンジン:前傾並列2気筒
排気量:49.6cc
ボア&ストローク:33×29mm
圧縮比:…
バルブ方式:4バルブ
機関駆動方式:ギア駆動OHツインカム
点火方式:トランジスター点火
気化器:ピストンバルブ方式
最高出力:10.0ps以上/16,000rpm以上
最高回転数:18,000rpm
潤滑方式:ウエットサンプ
クラッチ:乾式多板
変速機:前進9段常時噛合式
タイヤサイズ:F/2.00-18 R/2.26-18
ブレーキ:F/キャリパー式
R/リーディングトレーリング
懸架装置:F/テレスコピック R/スイングアーム
車両重量:62.5kg
最高速度:140km/h以上
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