HONDA ホンダRC149 1967

HONDA ホンダRC149 (1967y)

ヤマハはRA97の1966年の4 勝を吐き捨てる様に、1967年には水冷4 気筒ロータリーバルブを投入。ホンダ5 気筒レーサーにも深々とした暗雲が立ち込めた。40hp/18,000rpm以上とも言われたヤマハワークスに、ホンダは既に立ち向かう術はなかった。125cc の6 気筒レーサーの開発は、さして難しい問題でもなかった。が、FIM はこうした日本車の進出に始めてクギを刺した。125cc 及び250cc クラスには、2 気筒までと言う規定を設け、モンスターマシンの開発は終極を迎えることとなる。ホンダは、125cc の6 気筒を開発する意欲を失ってしまった。僅かな可能性を信じ、5 気筒の熟成を図って1967年のGPに望んだ。前年のパワーユニットを更に高回転化。ボア・ストロークを見直し、ショートストローク化(34mm ×27.4mm→35.5mm×25.14mm)を図っている。バルブの軽量化( 吸気13.5mm×2 →12.5mm/ 排気11.5mm×2 →10.5mm×2)等、各パーツのフリクションロスの低減を徹底する改良を施していた。ヨーロッパが、サーキットにおいて既に4 サイクルDOHCに見切りを付けながらも、ホンダは独自の発想でGPを戦ってきた。可能な限りのアイディアを持って、技術への革新を図ってきた。これが最期のGPとなるとも、再びチャンスの到来が訪れる日を信じていた。


SPECIFICATION

RC149

エンジン:前傾並列5気筒

排気量:124.42cc

ボア&ストローク:35.5×25.14mm

圧縮比:12

バルブ方式:4バルブ

機関駆動方式:ギア駆動DOHC

点火方式:マグネットー点火

気化器:フラットバルブ

最高出力:34ps/20.500rpm以上

最高回転数:…

潤滑方式:ウエットサンプ

クラッチ:乾式多板

変速機:常時噛合8段

タイヤサイズ:F/2.50-18 R/2.75-18

ブレーキ:F/W2リーディング

R/2リーディング式

懸架装置:F/テレスコピック R/スイングアーム

車両重量:85kg

最高速度:…

風倶楽部

バイク全般のヒストリーが中心となります。バイク好きの人たちが気軽に閲覧できるようにオープンな状態を保っていきたいと願っています。アメブロに掲載してきた記事が多くはなりますが、補足を加えていきます。

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