エルシノアCR250M 1973
前の年、ホンダ初の2サイクルモトクロッサーとしてデビューしたCR250の一般向け市販バージョン。1型に比べ、サイレンサーの形状がやや細く長くなっているが、主要諸元に変更はない。肉厚の薄いクロームモリブデン鋼のフレームをはじめ、マグネシウムを使ったクランクケースカバー、アルミタンクなどで積極的に軽量化を図るなど、乾燥重量はクラス最軽量の97kgに仕上がっていた。
エルシノアCR125M 1973
250クラス同様、'72年の全日本モトクロス選手権から本格参入したホンダの125cc市販モトクロッサー第1弾。マシンの基本構成は250と同様だが、点火方式は250と異なり、CDIを採用してスパークの安定化を実現。また、当時珍しかった6速ミッションをいち早く採用するなど、最新のメカニズムでライバル車との間にできたデビューの遅れをカバーしていた。
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