XL500S 1979
4サイクルオフロード車の人気に火をつけたXL250Sの発売で、勢いにのるホンダが
放った“XLシリーズ”第3弾が、497ccのビッグシングルを搭載したこのマシンだ。3.
8kg-m/5、000rpmという低回転域で発生するパワーユニットは、このマシンのために開発
された専用エンジンで、オフでの圧倒的な走破性はもちろん、ストップ&ゴーを多用する
オンロードにおいてもそのパフォーマンスを遺憾なく発揮した。250S同様、2軸式バラ
ンサーを内蔵して振動低減も実現。始動が容易なキック連動式デコンプの採用と相まって
、ビッグシングルに対する抵抗感を解消している。
XL250S 1979
4サイクルのトレール車でも、2サイクル車に負けないオフロード走破性を発揮できる
ということを見事証明してみせた初代XL250S。街にオフローダーが溢れだしたのもこ
の頃からで、盛り上がるオフ車ブームに応えるかのように、デビューから1年後のこの年
、カラーリングを変更してマイナーチェンジが図られたXL250Sがリリースされた。主
要諸元に変更はないが、高い支持でベストセラー街道を爆進する。
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