スティード600/400 1988
今をときめくアメリカンモデルの人気を築いたスティードの初代モデルも又、記憶に新しいモデルだ。ブロスから流用されたVツインユニットは、低中速域でのピックアップを最優先した味付けで、ハーレー風のフィーリングを実現。600/400共にスティード用に新たにセッティングを見直しているとはいうものの、「実は最初からスティード用に考えて開発されたんじゃないのか」と思うくらい、このマシンの求めようとする走りにマッチング。超ロングホイールベースにリジット風のモノサスペンションというハッタリの効いたフォルムをはじめ、随所にメッキ処理を施した芸術的なまでの装備の数々、殿様気分のライディングポジション等など、大物を予感させるに十二分な存在感を漂わせていた。
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