CB750 1992.02
'92年の東京モーターショーでデビューしたCB750は“'90年代のスタンダードなロードスポーツ”をコンセプトに生まれたナナハンだ。CB750Fを彷彿させるスタイリングは、人気モデルとしての素質も充分で、リーズナブルな価格設定も大きな魅力。また、NRは別格として、ホンダのラインナップの中で唯一のナナハンでもある。
空冷インラインフォアのパワーユニットはCBX750Fをベースに、低中速を重視したバルブ径、バルブタイミングとし、スムーズ&トルクフルなエンジン特性を実現。また、カムチェーンテンショナーやクラッチ、ミッションの加工精度を高めることで、耐久性・信頼性のアップと静粛性の向上を達成。力強く歯切れの良い独特のサウンドを奏でる4-2-2タイプのエキゾーストシステムは、見た目にも美しいクロームメッキ仕上げとなる。
フレームはオーソドックスなダブルクレードルタイプながら、エンジンを強度メンバーに取り入れたリジットマウントとすることで高い剛性を得ている。足まわりはフロントに、RTFV(Rテーパーフリーバルブ)採用のφ41mmフォークを、リアには安定した減衰力特性を発揮するSPV(ショウワ・プログレッシブ・バルブ)採用のリザーバータンク別体式サスペンションを装着。標準で装備される前後のミシュラン製ラジアルタイヤとあいまって、接地感の高いハンドリングを実現。ブレーキシステムはフロントに、ピンスライド式2ポットキャリパー+φ296mmディスクをダブルで、リアにはピンスライド式1ポットキャリパー+φ240mmディスクをシングルで装備するなど制動力は充分だ。
CB750 1992
エンジン:空冷 4サイクルDOHC 4バルブ 4気筒 排気量:747cc ボア&ストローク:67.0×53.0mm 圧縮比:9.3 最高出力:75.0ps/8,500rpm 最大トルク:6.5kg-m /7,500rpm 点火方式:トランジスタ 始動方式:セル ミッション: 5速( ㈰3.000 ㈪2.055㈫1.545 ㈬1.240 ㈭1.074) 全長:2,155 全幅:780 全高:1,100 軸距:1,495 地上高:130mm 重量:215kg タンク容量:20 タイヤ:F・120/70-17 R・150/70-17 価格:68万 9千円
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