KAWASAKI Z200 1979
グラフィックとエンブレムの変更が行われている。Z250FTの出現で、穏やかな印象が尚更高まってしまった。'80 年モデルを最期にカタログのラインナップから消え、'81 年からはZ250FS(1981y.12)にバトンタッチする。初期型の形式名はA1(1977y/colorブラウン) 。2型A2(1979y.4/ メタリックブラック、セルリアンブル−) 。3型A3(1980y.4)・・の3タイプのカラ−が存在しただけ。味わいの深いモデルだけに、隠れた名車としてマニアックな存在となっているが、パ−ツの入手は既に困難な状況となっている。
KAWASAKI Z250FT 1979
'78 年に発表され、'79 年 2月に発売。Z1000Mk -II(1979y) やZ750FXと共通のイメ−ジの外観で、若者に圧倒的な支持を受けた。初期型となるA1は、カラ−リングをグリ−ンとシルバ−の2タイプ。同年10月に発売の2型(A2)ではレッドと深みを増したシルバ−にカラ−変更となる。前述の通り、4サイクルとしてはトップの動力性能を持ち、専用設計を施された最軽量の車体を利しての走りは中々に鋭い。ステンレス製の前230mm/後218mm のディスクは不等ピッチの穴空き、パッドの材質も金属となっている。
KAWASAKI KH250 1979
写真は'78 年10月に発表(発売は11月) の'79 年モデルで4型となる。タンクのグラフィクは、それまでのKH400 と共通のものから、一時的に異なった印象を与えている。'79 年には又、共通のイメ−ジを作るが、この年のKH250 は'78 年の輸出モデル(B3)と同じカラ−リングで国内に対応したこととなる点で興味深い。ブレ−キのマスタ−シリンダ−やシ−トも一新されている。スズキRG250E(1978y)の出現で、やや押され気味の動力性能に影響されながらも、トリプルシリンダ−のスパルタンな印象は、相変わらず強い支持を受けていた。
KAWASAKI KL250 1979
'78 年に登場したカワサキ初の4サイクルトレ−ルは、バランサ−を持たないクセの強さと力強い低速トルクで人気を高めていった。ヤマハXT250(1980y)は未だデビュ−前で、
XL250Sと真っ向からの対決が続いていた。最高速ではXL250Sが優位で、加速力では圧倒的にKL250 が有利だった。デコンプも持たないシンプルな機構、バイブレ−ションの固まりみたいなパワ−ユニットに、少々閉口した向きも多いかも知れない。しかし、フロントにエアのアシストを持つフォ−クのダ−トでの能力は高く、オフでは活発な走りで注目された。
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