KLE250 1993
KLE400と比べスリム&コンパクトを活かし林道にもチャレンジが果たせるのが利点。ZZ-R250やエリミネーター250と同じ水冷2気筒のパワーユニットは、圧縮比を12.4と同じくしながらも、40ps/12500rpmから35ps/11000rpmへとディチューンし、中低速域を活かした粘り強さを発揮させている。大きな切れ角を有したハンドルの取り回しと、ユッタリとしたポジショニングで、市街地から林道に至るまでジャンルを選ばないオールラウンドプレイヤーでもある。
KLX250SR 1993
乾燥重量は僅か109kg。4サイクルトレイルの常識を打ち破って登場したスリム&コンパクトボディーが最大の特徴。水冷DOHC4バルブの単気筒エンジンは、30ps/8500rpmを発生。高回転域までストレスなく伸びの良さを発揮。アクセルのツキも鋭く、オマケに振動も少ない名エンジンである。モトクロッサーKXからの発展型ペリメターフレームの剛性の高さと、超ロングストロークを誇る倒立サスペンション、路面追従性に優れたボトムリンク式ユニトラックのリアサスペンション等、徹底した走りが追求されている秀作である。
KLX250R 1993
KLX250SRをベースとしたエンデューロバージョンで、保安部品を取り払った結果、104kgと2スト125ccトレイル車を超えた軽量化が実現されている。エンジンは、ライトチューンは施されて32ps/8500rpmと2psのパワーアップが果たされており、中速域から高速域にかけてのピックアップが向上。レスポンスの良いエンジンに仕上がっている。2サイクルのKDXを上回るフットワークの良さも見せてくれる。
KDX250SR 1993
既に23年を経て街中にチラリホラリと復活の兆候を見せはじめている2サイクルのOFF車。フルパワーを誇った45psは影を潜めて40ps/7500rpmとはなってはいるが、このモデルにも未だに失せない活発な出力特性が秘められている。4サイクル単気筒のKLX250SR がどんなに優れた出力特性を見せても、このKDXには最大トルク4.2kg-m/6500rpmというKLXの2.6kg-m/7500rpmを上回るトルク値がある。更に、KLXを上回る直進性の安定感は特筆もので、ツボにはまった時の速さは威力を思う存分発揮してくれる。但し、柄の大きさや手応えのあるハンドリングはビギナー向きとは言えないハイスペック感を感じるモデルだ。
KDX125SR 1993
この当時は、やや人気薄の排気量ではあるが、今の時代大いに支持される排気量クラスになっている。1990年のデビュー当時から、このモデルの高性能さは評価されており現代の最新モデルと比べてもひけをとることなど決して無い。水冷のクランクケースリードバルブは規制値の22ps/9500rpm。250譲りの剛性感のあるペリメターフレームとロングストロークの倒立サス、ユニトラックのリアサスは、このマシンのパワーをシッカリと受け止めて安定感のある走りを満たしてくれるものとなっている。
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